【健康管理のデータ管理】健康管理システムBe Health(ビーヘルス)でできること②

健康管理システムBe Healthの機能を「データ集約」「データ管理」「データ活用」の3つの視点からご紹介します。

データ集約」の記事では、健診結果をBe Healthに取り込むまでの流れをご説明しました。今回の記事では取込・集約されたデータについて、どのように管理ができるかという観点で、具体的な機能をご紹介いたします。

ビジネスマンが様々なパソコンの画面を眺めているイラスト
目次

データの管理に関する各種機能

自動判定機能

自動判定機能は、健診機関によって異なる判定値を統一できる機能です。
健診機関によっては、判定基準が微妙に異なる場合があります。たとえば、検査結果が同じ数値でも、ある健診機関では「C判定」、別の健診機関では「D判定」として健診結果が届く場合があります。

このような場合、CやDといった判定の文字だけではなく、実際の数値まで確認する必要があり、統一した基準で就業判定をしたくても、修正に時間が掛かってしまいます。この自動判定機能は、法定項目については、健診機関ごとに異なる判定基準の項目でも、検査結果の数値に基づき人間ドック学会の基準で統一された判定を付与することができます。また、健診機関が付与した判定結果は上書きされずに記録として残ります(上書きすることもできます)ので、いつでも自動判定前の判定も確認することができます。

なお、この自動判定機能を人間ドック学会の基準ではなく、各社の定める独自基準値に変更することもカスタマイズによってご対応可能です。

労基署報告用集計機能

労基署報告用集計機能は、事業所毎に労働基準監督署に提出が必要な様式6号への転記用に、健康診断データをかんたんに集計してくれる機能です。
対象年度、事業所、健診種別、退職者を含むか否かなど、細かく設定したうえで集計ができますので、目視でカウントする必要もなく、カウント誤りの心配もありません。

【参考】労働基準監督署の臨検調査について

労働基準監督署による「臨検調査」をご存知ですか?そもそも臨検とは何か、どんな違反事例が多いのか、といった概要から対応方法までをまとめた無料ウェビナーを開催しております。ご存知ない方はぜひご覧ください。

ビジネスマンがペンを片手にパソコン画面に向き合っている姿

個人マスタなどのマスタ管理/オペレータ権限管理

柔軟な管理者機能もBe Healthの特長のひとつです。
たとえば、人事異動や昇格などの情報を逐一変更することが可能です。部署が増える場合でも、ベンダーに依頼しなくても各社のご担当者様によってマスタの登録や管理ができます。 また、オペレータ権限機能があるので、健康管理システムにログインできるスタッフごとに閲覧権限や編集権限などを付与することが可能です。これも自社での管理が可能なので、産業保健スタッフの入れ替え時などには大変重宝する機能です。

健診受診状況の確認

健診の未受診者を把握する機能も実装されています。
健診結果が届いていない従業員をピックアップすることができますので、受診勧奨に活用するなど、定期健診の受診率100%に寄与できる機能です。また、健診種別ごとに受診状況を確認できるので、人間ドックを受けたか否か、特殊健診を受けたか否か、といった切り口でも把握が可能です。

面談対象者の追加と面談予定の設定機能

Be Healthは条件を設定して抽出された従業員を面談対象者に設定し、面談予定日を設定する機能があります。これにより、面談を実施したか否かなどの進捗の把握が可能になります。健診受診後のフォローの漏れを防ぎ、ハイリスクアプローチを施すことができます。

就業判定一括付与機能

総合判定がAの人、所見が無い人、などの諸条件で対象者を抽出することができ、就業判定を一括で付与することができる機能です。条件は複数設定できるため、検査数値によって対象者を抽出し、一括で就業判定をすることも可能です。

二次検査受診勧奨通知機能 ← NEW!

二次検査受診勧奨通知機能の概要図

二次検査受診勧奨通知書の作成や、従業員への通知、従業員が医療機関で受診した結果をシステムに登録する、といった作業に時間や手間がかかるという産業保健業務担当者の声から生まれた機能です。
産業保健スタッフ向けの機能では、二次検査の対象者抽出から本人への通知、医療機関受診の進捗把握等ができます。従業員はPCやスマートフォンから受診勧奨通知書をダウンロードでき、また医療機関の受診結果も登録することが可能です。これにより、二次検査受診勧奨、進捗把握にかかる業務を大幅に効率化することができます。

具体的な流れ

  1. 要医療/要精密検査対象者の抽出
  2. 通知書PDFの生成
  3. 従業員へのメール通知
  4. 従業員による通知書PDFのダウンロード・印刷
  5. (従業員の医療機関受診)
  6. 従業員による二次検査受診結果の登録
  7. 登録された二次検査受診結果の承認

まとめ

以上が健康管理システムBe Healthができる「データ管理」に関する機能のご紹介でした。 これらの機能は、実際の産業保健業務にはほぼ必須な機能のため、一般的な機能としてご参考になれば幸いです。

Be Healthは必要最低限の機能に厳選しているからこそ低価格でのご提供が可能で、かつカスタマイズにも柔軟にご対応が可能です。それぞれ各社の産業保健の運用状況や課題感に応じたご提案もさせていただきますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。

その他、健康管理システムに関する記事をご用意しております

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